20200322 多摩地区表象文化論・动画批評研究会 (令和2年)第二回研究会

 

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anime-critique-2020-02.peatix.com

 

「何年間にもわたるカタレプシーとか、ある種の夢遊病のようなものなら、たいていの人の生涯に含まれている。運動が成り立つ場所は、このような空白の中にあるのではないでしょうか。いかにして運動を成り立たせるか、いかにして壁を突き抜けるか、と問うことこそ、難局を切り抜ける道だからです。だとしたら動きすぎることも、しゃべりすぎることもないように気をつけるべきではないか。偽の運動を避け、記憶が消えた場所にじっとしているべきなのではないのか。」
ジル・ドゥルーズ「哲学について」(宮林寛 訳)

 

 

新型コロナウィルス対策で告知が遅れておりました。多摩地区表象文化論・動画批評研究会主催、永石です。
下記のとおり、今週末の3/22(火)に研究会(※遠隔参加可能)を開催させていただきます。
チケットは、①遠隔参加、②現地参加(※席数限定:当日検査あり)の二種類を用意しています。取り違えずに、ご購入ください。
 ※ ①の遠隔参加者の参加方法については、末尾4、を参照。


1、開催概要

主 催:多摩地区表象文化論・動画批評研究会 事務局
研究会:多摩地区表象文化論・動画批評研究会 (令和2年)第2回研究会
テーマ:「事件」に相対する---批評の役割/在野の書き手なる位置(1)
趣 旨:
 2019年7月・京都アニメーションへ振りかかった事件を前に、何を語る(語らざる)ことができるか。現実がフィクション作品に事後的に介入するとき、フィクション作品の一例としてのアニメ(ーション)をまなざす経験はいかに変容を被るか。そしてフィクションの語りに内在していた、またフィクションについての「語り」に内在していたある種の視聴態度は、いかなる反省を迫られるのか。ある哲学者の言を借りるならば、「私たちが行うこと、考えること、言うことの主体として、私たちを構成し、またそのような主体として認めるように私たちがなった由来である諸々の出来事をめぐって行われる歴史的調査」(M. Foucault)としての批判=批評(critique)とは、事件を前に、いかなる役割を持ちうるだろうか。
 批評同人誌・アニクリvol.10 京アニ特集号(2019.12)を起点として、専門の異なる3者をお呼びし、作り手から受け手までを包含する「人」「作品」「出来事/事件」「アーカイブ」「批評」の絡み合いについて検討を加えたい。
 加えて、前回(2019年9月開催)の本研究会の主テーマ「分析美学と批評」を受けて、具体的な在野の批評文を取り上げ、その位置/行く先について検討したい。(※以後も継続予定)
 (※20200317追記: 第二部WSパートは次回へ延期))
参加費:500円(※下記新型コロナウィルス対策経費および配信機材実費)


2、日時および新型コロナウィルスへの対応

日 時:3/22(日)13:00-16:30
場 所:web会議システム上(clusterおよびzoom)ならびに下記配信元にて開催
 ・視 聴:cluster および zoomにて配信
  ※ 事前登録制:詳細 https://anime-critique-2020-02.peatix.com/ にて。
 ・配信元:一橋大学 第三研究館 3Fセミナー室(@国立市
新型コロナウィルス対応:
・遠隔参加可能
・マスク(一人一枚配布)およびアルコール剤等の設置
・席数の限定と座席間隔の調整、座席配置方法の工夫
・非接触型温度計による体温検査(37.5度を超える場合には現地入りをお断りする場合あり。)
・研究会開催中の定期的な換気・機材消毒等

3、報告概要: ※2部制

 ①第一部:京都アニメーションを振り返る/「事件」に相対する---批評の役割

 [remarks]
 (司会:アニクリ編集) 「アニクリvol.10 副題"Survie"解題」 5min.
 [key note @cluster配信]
 ・てらまっと「虚構と現実:アニメ批評の位置」(仮) 10-15min.
 ・渡邉 大輔「ポストシネマと(しての)アニメーション」(仮) 10-15min.
 ・塚田 優 「アニメーション制作会社としての京アニ:リソースの蓄積とその活用について」(仮) 10-15min.
 [symposium @zoom]
 ・討議(てらまっと・渡邉大輔・塚田優・tacker10 ) 30min.
 ・zoom上討議 30min.

 ②第二部:在野の書き手なる位置(1) tacker10論考を解体-構築する(※前半部のみ)

 [key note @cluster配信]
 ・tacker10
 [symposium @zoom]
 ・討議(てらまっと・渡邉大輔・塚田優・tacker10 )
 ・zoom上討議


4、遠隔参加者の準備・当日参加方法

(1)事前準備:機材準備
・peatixで「リアルタイム視聴(cluster, zoomでの遠隔視聴)」を選択・購入
・clusterおよびzoomのインストール(peatixの登録アドレス・登録名称とcluster/zoomへの登録名称同一を推奨)
 https://cluster.mu/downloads
 https://zoom.us/download
・イヤフォン準備(マイクはあれば望ましい。ただし周囲が無音・極めて静かな場合には不要。)
 ※ peatixの登録アドレス・登録名称とcluster/zoomへの登録名称がことなる方は、予めpeatix記載の主催者連絡先までご連絡ください。
 ※ 当日は、報告パートはcluster、ディスカッションパートはzoomで行います。切り替えが面倒な場合には、予め、clusterはPC、zoomはスマートフォンなど複数端末に分けるなど、対応をお願いいたします。

(2)当日準備 3/22 11:45-
・動作確認
 11:45-12:00の間に参加者確認・動作確認を実施
※ cluster: 当日11:45以降、下記zoom上にて告知
※ Zoom: https://zoom.us/j/6068888041
(※開催日当日11:45にtest入室可能)

(3)当日の遠隔参加方法 3/22 13:00-
・報告パートはcluster、ディスカッションパートはzoomで実施
※切り替えが面倒な場合には、予め、複数端末に分けるなど対応要
※ 遠隔参加者は質疑時間のみ、チャット上の挙手機能を用いて指名・個別にミュート解除、質疑実施

(4)当日以後の対応 3/23 以後
・研究会以後、参加者宛に研究会報告(電子データ)を作成・頒布
・チケット購入者あての映像資料の個別提供(希望者宛)。
※ 配信都合・受信側機材トラブル等により視聴が叶わなかった場合などにも、こちらをご参照ください。

 

 

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---以下、当初告知時。

 

9月の会合に引き続き、研究会を開催したいと思います。

去る12月に発刊しましたアニクリvol.10を起点として、①前回のテーマ「分析美学と批評」を引き続くパート(在野の書き手の位置)と、②京アニを取り巻く「事件」に対して批評の言語がいかなる役割を持つのか、に関するパートの二本柱で構成されています。

 

年度末の日曜日、多摩地区・国立での開催となりますが、是非ご参加のほどよろしくお願いいたします。

 

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これまでの号、これからの号(2019年初頭より告知していた、アニクリvol.4s 特集「アニメートされる〈屍体〉号(仮)など)の関連の下で、諸々検討して参れればと思います。

 

 

 

以上